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アウトランダーPHEVは電気で約100km、満タンと合わせて約1,000km 補助金84万円を引くと453万円から、5人乗りと7人乗りの差は9万円

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アウトランダーPHEVは電気で約100km、満タンと合わせて約1,000km。補助金84万円を引くと453万円から
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「PHEVって、結局ガソリンでも走るんでしょう? 電気の分でどれくらい得なの?」——三菱のアウトランダーPHEVは、家で充電した電気で約100km走り、電気がなくなればガソリンエンジンで発電しながら走り続けるSUVです。2026年6月の一部改良で運転支援などが追加され、価格は536万9,100円から。国の補助金は84万円です。この記事では、公式の諸元と価格をもとに、1日に走る距離ごとの電気代・ガソリン代の差、グレードと定員の選び方、2027年から変わる補助金の話まで、買う前に知っておきたい中身を整理します。

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電気で約100km、ガソリンを合わせて約1,000km

まず基本の数字です。三菱の公式サイトの主要諸元から抜き出しました。

項目 内容
大きさ 全長4,720mm×全幅1,860mm×全高1,745〜1,750mm、ホイールベース2,705mm
定員 5人乗り・7人乗り(いちばん安いMは5人乗りのみ)
パワートレーン 2.4Lガソリンエンジン(98kW)+前後2つのモーター(前85kW・後100kW)。全車4WD
駆動用バッテリー 22.7kWh
EV走行換算距離(WLTC) M:106km/ほかのグレード:102km
ハイブリッド燃費(WLTC) M:17.6km/L/ほかのグレード:17.2km/L
燃料タンク・燃料 53L・レギュラーガソリン
車両重量 2,070〜2,180kg
外部給電 最大1,500W(車内などのコンセント)

電池の容量は、2024年10月の大幅改良で20.0kWhから22.7kWhに増え、電気だけで走れる距離が100kmを超えました。燃料タンクの53Lにハイブリッド燃費を掛けると、ガソリンだけで約910km。満充電・満タンから合わせると、約1,000km走れる計算です。

※計算例:53L×17.2km/L≒912km、912+102≒1,014km(Pなどのグレードの公表値による単純計算)。実際の距離は気温、エアコン、速度、積み荷などで大きく変わり、特に冬や高速道路では短くなります。

近所は電気で、遠出はガソリンで。1台で2つの走り方ができるのが、アウトランダーPHEVのいちばんの特徴です。

1日に走る距離で、電気とガソリンの割合が変わる

PHEVの使い心地を決めるのは、「1日に何km走るか」と「毎晩充電できるか」です。毎晩満充電にする前提で、1日の距離ごとの電気代とガソリン代を、充電しないでガソリンだけで走った場合と比べました。

1日の距離 電気で走る分 毎晩充電した場合 充電しない場合(ガソリンのみ) 1日の差
30km 30km(全部) 約211円 約297円 約86円
60km 60km(全部) 約422円 約593円 約171円
100km 100km(全部) 約704円 約988円 約284円
150km 102km(約7割) 約1,192円 約1,483円 約291円

※仮定に基づく計算例:Gなどのグレードの公表値(交流電力量消費率227Wh/km、EV走行換算距離102km、燃費17.2km/L)、電気代31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)、レギュラーガソリン170円/Lで計算。1kmあたり電気約7.0円・ガソリン約9.9円。実際の電費・燃費は季節や走り方で変わり、電気の料金プランやガソリン価格によっても差は変わります。

1日100km以内なら、計算の上ではほとんど電気だけで走れます。150km走る日でも、7割近くは電気でまかなえます。

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電気で走っても、ガソリンとの差は1日数百円

「電気で走れるなら、燃料代はぐっと安くなるのでは?」

表を見ると、差は思ったほど大きくありません。1日30kmなら1日約86円、年間1万km走っても、全部電気とガソリンだけの差は年に約2万8,000円です。

※計算例:10,000km×0.227kWh×31円=70,370円、10,000km÷17.2km/L×170円≒98,837円、差は約28,467円。

理由は2つあります。1つは、家の電気が安くないことです。1kWhあたり31円で計算すると、1km走るのに約7円かかります。もう1つは、充電しないときでも、アウトランダーPHEVはエンジンとモーターを組み合わせて走るハイブリッド車として動くため、車重2トンを超えるSUVとしては燃費が極端に悪くはならないことです。

アウトランダーPHEVを燃料代の節約だけで選ぶと、期待とずれます。

電気で走る日が多いと、エンジンがかからない静かな走りが増え、外出先や停電のときには最大1,500Wのコンセントとしても使えます。燃料代の差は、そうした使い方のおまけと考えたほうが、買ったあとの満足とずれにくくなります。家で充電しないで乗る場合の考え方は、充電しないPHEVの燃費の記事で整理しています。

価格:補助金84万円を引くと453万円から

2026年6月25日の一部改良後の価格です。三菱のニュースリリースによると、全グレードが国のCEV補助金84万円の対象になっています。

グレード 5人乗り 7人乗り 補助金84万円を引いた額(5人/7人)
M 536万9,100円 設定なし 452万9,100円/—
G 598万5,100円 607万6,400円 514万5,100円/523万6,400円
P 641万9,600円 651万900円 557万9,600円/567万900円
P Executive Package 670万100円 679万1,400円 586万100円/595万1,400円
BLACK Edition(特別仕様車) 681万100円 690万1,400円 597万100円/606万1,400円

※メーカー希望小売価格(消費税10%込み、リサイクル料金などは別)。補助金を引いた額は単純な引き算で、補助金は申請の条件を満たした場合に後から受け取るものです。

MとGの差は61万6,000円と、グレードの間でいちばん大きな開きです。Mはタイヤが18インチ(Gから上は20インチ)、シートは布で、5人乗りだけの設定です。その代わり、車重はGより40kg軽く、EV走行換算距離は106kmと、全グレードでいちばん長くなっています。

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補助金は、2027年1月の登録から下がる

経済産業省は10月21日、2027年1月1日以降に新しく登録する車から、CEV補助金の額を引き下げると発表しました。PHEVの補助額の上限は80万円から48万円に、上乗せ分(GX加算)も最大5万円から3万円に下がります(詳しくはEVの補助金の見直しの記事)。

アウトランダーPHEVの1月以降の額は、まだ公表されていません。見直しではPHEVの各段階がおおむね6割の額になっているため、同じ割合で下がると仮定すると、84万円は約50万円になります。

※仮定に基づく計算例:84万円×0.6≒50万円、差は約34万円。実際の額は次世代自動車振興センターの公表を確認してください。

差が30万円を超えるかもしれないので、これから注文する人は、納車と登録が年内に間に合うかを販売店に確かめておくことが大切です。補助金の予算そのものが年内に終わる見通しも報じられているため、申請のタイミングもあわせて聞いておくと安心です。

5人乗りと7人乗りの差は9万1,300円

G・P・P Executive Package・BLACK Editionでは、5人乗りと7人乗りを選べます。価格差はどのグレードでも9万1,300円、車重は40kg重くなります。

7人乗りは、3列目を含めた室内長が2,450mmと、5人乗り(1,920mm)より長くなります。ふだんは3列目を畳んで荷室として使い、たまに人を多く乗せる日がある家族には、9万円ほどで「もしもの2席」を持てる計算です。一方で、3列目は大人がゆったり座るための席ではないと考えて、実車で座ってから決めるのが確実です。いつも5人以下で乗り、荷物を多く積みたいなら、5人乗りで足ります。

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買う前に知っておきたい割り切り

  • 充電できる場所がほしい:電気の分の良さを生かすには、自宅などで普通充電できることが前提です。200V・3kWの普通充電で、満充電まで約7.5時間が目安とされています
  • 大きくて重い:全幅1,860mm、車重2,070〜2,180kg。高さや重さに制限のある立体駐車場には入らないことが多く、駐車場の条件は先に確かめておきたいところです
  • タイヤの交換費用:Gから上は255/45R20という大きなサイズで、冬タイヤも含めると費用がかさみやすくなります。Mは235/60R18です
  • ガソリンだけの仕様はない:国内で売られているアウトランダーは全車PHEVで、全車4WD。「安いガソリン車で十分」という選び方はできません

あなたの場合はどう考える?

通勤や買い物で毎日30〜60km、家で充電できる

計算上はほとんど電気だけで走れる、いちばん向いている使い方です。グレードは、20インチや上質な内装にこだわらなければ、EV走行距離がいちばん長く補助金後453万円のMが候補になります。

週末に家族で遠出することが多い

平日は電気、週末の長い距離はガソリンで、という使い分けができます。人を多く乗せる日があるなら、9万1,300円差の7人乗りを、実車の3列目に座って確かめてから選ぶのがよいでしょう。

マンション住まいで、家では充電できない

充電しないで乗ると、燃料代の上ではハイブリッド車として使うことになります。その場合は、RAV4などのハイブリッド車と、補助金を引いた価格で比べてみる価値があります。PHEVとハイブリッドの選び方は、PHEVとHEVの比較の記事も参考になります。

災害のときの備えとしても考えたい

最大1,500Wのコンセントは、停電のときに家電を動かす電源にもなります。電気だけでなくガソリンでも発電できるので、電池が減っても燃料があれば発電を続けられるのがPHEVの強みです。

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「何kmを電気で走れるか」から考える

アウトランダーPHEVの値打ちは、燃料代の安さより、毎日の100kmを静かな電気で走り、その先はガソリンでどこまでも行けることにあります。買う前に数えておきたいのは、1日に走る距離と、家で充電できるかどうか。この2つがそろう人ほど、この車の良さを毎日使うことになります。

情報源

  • 三菱自動車「クロスオーバーSUV『アウトランダーPHEV』を一部改良」(2026年6月25日) mitsubishi-motors.com
  • 三菱自動車「アウトランダーPHEV 主要諸元」 mitsubishi-motors.co.jp
  • 三菱自動車「アウトランダーPHEV 主要装備」 mitsubishi-motors.co.jp
  • 三菱自動車「アウトランダーPHEV」公式サイト mitsubishi-motors.co.jp
  • 三菱自動車 FAQ「EV航続距離や総航続距離はどれくらいですか」 faq.mitsubishi-motors.co.jp
  • Car Watch「三菱自動車、『アウトランダーPHEV』一部改良で運転支援機能の強化と利便性を向上」 car.watch.impress.co.jp
  • くるまのニュース「三菱『アウトランダーPHEV』一部改良モデル登場 最安537万円と最上級690万円、違いとは」 carview.yahoo.co.jp
  • Motor-Fan「EV航続距離は100km以上!? 三菱のPHEVクロスオーバーSUV『アウトランダー』がパワーアップ」 motor-fan.jp
  • パナソニック「アウトランダーPHEV(充電設備の案内)」 panasonic.biz
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