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RAV4は国内全車が四駆のハイブリッド 最安のAdventureが燃費もいちばん良く、PHEVとの差は補助金を引くとZどうしで25万円

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RAV4の車種解説、国内全車が四駆で最安のAdventureがいちばん低燃費
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「RAV4って、結局どれを選べばいいの?」——6代目のRAV4は、日本では4つのグレードしかありません。ハイブリッドの「Adventure」と「Z」、プラグインハイブリッド(PHEV)の「Z」と「GR SPORT」で、価格は450万円から630万円。しかも国内仕様はすべて電気式四駆の「E-Four」です。この記事では、トヨタ公式の主要諸元表・主要装備一覧表(2026年9月版)をもとに、RAV4がどんな車なのか、4つのグレードの違い、ハイブリッドとPHEVの分かれ目、買う前に知っておきたい割り切りを整理します。

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今のRAV4の基本

項目 内容
現行型の登場 6代目。ハイブリッドは2025年12月17日、PHEVは2026年3月9日に発売
パワートレーン 2.5Lハイブリッド(システム最高出力240PS)/2.5L PHEV(同329PS)。ガソリン車はなし
駆動方式 全車E-Four(後輪をモーターで動かす電気式四駆)
大きさ 全長4,600〜4,645mm×全幅1,855〜1,880mm×全高1,680〜1,685mm、ホイールベース2,690mm
最小回転半径 全グレード5.7m
最低地上高 ハイブリッド190mm/PHEV195mm
乗車定員 5人
荷室 749L(後席を倒した場合の最大)
使用燃料・タンク レギュラー・55L
価格(税込) 450万円〜630万円

※寸法・地上高・燃料は トヨタ公式の主要諸元表(2026年9月版)による。発売日はCar Watch・Automotive World、システム出力はくるまのニュース、荷室容量はくるまのニュース・KINTOの記事で一致。価格は公式資料(2026年2月現在)と、くるまのニュース(2026年9月14日)で照合。

RAV4は、1994年に初代が出たトヨタのSUVで、今では世界の多くの国で売られている看板車種です。6代目はガソリン車をやめてハイブリッドとPHEVだけになり、日本向けは四駆だけになりました。

日本で買えるRAV4は「四駆のハイブリッド」しかありません。迷うのは、どのグレードにするかと、充電するPHEVにするかの2つです。

6代目でどこが変わったか(デザイン、PHEVの中身、ソフトウェアの基盤など)は、新型RAV4は何が変わったかの記事にまとめています。ここでは、買う側から見た選び方に絞ります。

4つのグレードを並べると

項目 Adventure(HEV) Z(HEV) Z(PHEV) GR SPORT(PHEV)
価格(税込) 450万円 490万円 600万円 630万円
WLTCモード燃費 22.9km/L 22.5km/L 22.2km/L 21.5km/L
EVで走れる距離 ― ― 151km 145km
タイヤ 18インチ 18インチ 20インチ 20インチ
全長×全幅 4,620×1,880mm 4,600×1,855mm 4,600×1,855mm 4,645×1,880mm
車両重量 1,710kg 1,720kg 1,980kg 1,990kg

※トヨタ公式の主要諸元表・主要装備一覧表(2026年9月版)による。車両重量はパノラマルーフなしの値。EVで走れる距離は「充電電力使用時走行距離(WLTCモード)」。

見た目の方向もはっきり分かれています。Adventureは大きなホイールアーチモールとスキッドプレートで、アウトドア寄りの顔つき。Zは街に合う上質な仕立て。GR SPORTは専用のグリルやスポイラー、補強部品を付けたスポーティな仕様です。

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いちばん安いAdventureが、燃費もいちばん良い

ふつうは、上のグレードほど装備も燃費の工夫も増えそうに思えます。ところがRAV4では、最安の450万円のAdventureがWLTCモード燃費22.9km/Lで、シリーズの中でいちばん燃費の良いグレードです。

ハイブリッドどうしで道路別の燃費を比べると、次のとおりです。

モード Adventure Z(HEV)
市街地 18.5km/L 18.0km/L
郊外 27.0km/L 26.5km/L
高速道路 22.8km/L 22.6km/L
総合(WLTC) 22.9km/L 22.5km/L

※トヨタ公式の主要諸元表(2026年9月版)による。

どのモードでもAdventureが少しずつ上回ります。トヨタはこの差の理由を説明していませんが、車両重量はAdventureが10kg軽く、タイヤサイズは同じ18インチです。

ただし、差は小さなものです。1年に1万km走る場合で計算すると、次のようになります。

グレード 1万km走るのに使う量 燃料代
Adventure(22.9km/L) 約436.7L 約7万4,200円
Z(HEV・22.5km/L) 約444.4L 約7万5,600円

※レギュラー1Lあたり170円と仮定し、WLTCモード燃費どおりに走った場合の計算例(10,000÷22.9≒436.7L×170円≒74,236円、10,000÷22.5≒444.4L×170円≒75,556円、差は約1,300円)。実際の燃費は季節・道路・乗り方で変わります。

AdventureとZで迷うときに見るのは燃費ではなく、40万円の差で何が付くかです。

AdventureとZ(ハイブリッド)、40万円の差で付くもの

公式の主要装備一覧表で、ハイブリッドの2グレードを比べました。

項目 Adventure(450万円) Z(490万円)
ヘッドアップディスプレイ なし あり(カラー)
ルームミラー 自動防眩インナーミラー デジタルインナーミラー
シフト レバー式(本革巻きシフトノブ) エレクトロシフトマチック
シートヒーター 運転席・助手席(2段階) 運転席・助手席(3段階)+後席左右
シートベンチレーション なし 前席にあり
助手席の調整 手動 電動
ハイビームの制御 オートマチックハイビーム アダプティブハイビームシステム
フロントワイパー 時間調整式 雨滴感知式
パノラマムーンルーフ 選べない 14万3,000円のオプション

※トヨタ公式の主要装備一覧表(2026年9月版の資料、価格は2026年2月現在)による。このほか内装の色や素材、外装の加飾も違います。

逆に、共通しているものも多くあります。12.9インチのディスプレイオーディオ、12.3インチのメーター、パノラミックビューモニター、レーダークルーズコントロールなどの運転支援は、Adventureにも付いています。

Zの40万円は、夏も冬も座席まわりが快適になる装備と、運転中に目線を動かさずに済む表示にお金を払う差、と言えます。後ろの席に家族を乗せることが多いなら、後席のシートヒーターがZのハイブリッドにだけ付く点は見ておきたいところです。

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PHEVは110万円高い。でも補助金を引くとZどうしで25万円

同じZでも、ハイブリッドは490万円、PHEVは600万円です。差は110万円。これだけ見ると、PHEVはかなり手が届きにくく感じます。

ところがPHEVには、国のCEV補助金があります。2026年4月以降に新車登録したRAV4のPHEVは85万円と紹介されています。

グレード 価格 補助金85万円を引いた場合 Z(HEV)との差
Z(HEV) 490万円 (対象外)490万円 ―
Z(PHEV) 600万円 515万円 25万円
GR SPORT(PHEV) 630万円 545万円 55万円

※補助金額は、くるまのニュース(2026年6月1日)・WEB CARTOPの記事で一致した額。2026年12月31日までの登録と2027年1月以降で額が変わる場合があり、決められた期間内に車を手放すと返納を求められることがあるなど条件があります。最終的な額と条件は、次世代自動車振興センターの公式の案内で確認してください。差額は編集部の計算。

「100万円以上高い」と言われるPHEVも、補助金が使えればZどうしで25万円差まで縮みます。

では、その25万円は燃料代で取り戻せるのでしょうか。PHEVは家で充電した電気で151km(WLTCモード)走れるので、ふだんの使い方で大きく変わります。

1年に1万km走る場合 年間のエネルギー代 Z(HEV)との差 25万円を取り戻す年数
Z(HEV) 約7万5,600円 ― ―
Z(PHEV)・ほぼ全部を家の充電で走る 約4万6,500円 約2万9,100円安い 約8.6年
Z(PHEV)・半分を家の充電で走る 約6万1,500円 約1万4,000円安い 約17.8年
Z(PHEV)・充電せずに走る 約7万6,600円 約1,000円高い 取り戻せない

※計算例。電気は公式の交流電力量消費率150Wh/km(AC200V/30A充電時、WLTCモード)×全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh、ガソリンはレギュラー170円/Lで、ハイブリッドとして走るときはPHEVの燃費22.2km/Lを使いました(ほぼ全部充電:10,000km×0.150kWh×31円=46,500円。半分:23,250円+5,000÷22.2×170円≒38,288円=61,538円。充電なし:10,000÷22.2×170円≒76,577円)。冬は暖房などで電気の使う量が増えやすく、電気料金のプランや外での充電によっても大きく変わります。

家で充電できて、ふだんの移動がほとんど電気で済む人なら、9年弱で差が縮まる計算です。逆に、家で充電できない人がPHEVを選ぶと、補助金を使っても燃料代では差が埋まりません。ハイブリッドとPHEVの選び方そのものは、PHEVとHEVの記事でも詳しく扱っています。

お金以外の違いもあります。RAV4のPHEVはシステム最高出力が329PSで、ハイブリッドの240PSより力に余裕があります。車両重量はハイブリッドより約260kg重く、タイヤは20インチになります。充電口は普通充電と急速充電の両方に対応し、家に電気を送るV2Hにも使えます。

買う前に知っておきたい割り切り

  • 2WDは選べない。国内仕様は全車E-Fourです。雪の少ない地域で「四駆は要らないから少しでも安く」と考えても、RAV4ではその選び方ができません。
  • Adventureと20インチの車は、公式資料で「タイヤチェーンを装着できない」と注記されている。主要装備一覧表では、Adventureの18インチと、PHEVの20インチに付く注記です。Zのハイブリッドの18インチは、トヨタ純正のチェーンを使うよう案内されています。雪道でチェーンを使う可能性がある人は、購入前に販売店で確かめておきましょう。
  • 小回りは5.7m。全グレード同じで、ひとまわり大きいハリアーのGグレード(5.5m)より大きな値です。狭い駐車場によく停める人は、試乗のときに切り返しを試しておくと安心です。
  • AdventureとGR SPORTは全幅1,880mm。ZはPHEVもハイブリッドも1,855mmです。自宅の車庫や機械式駐車場の幅を確かめておきましょう。
  • 乗れるのは5人まで。3列目の設定はありません。
  • 納車まで時間がかかる。春ごろまでは受注停止や「納期未定」の販売店が多いと報じられていました。くるまのニュースの販売店取材(2026年9月)では、早いAdventureで約4か月、Z(PHEV)は半年以上とされています(販売店の話で、地域や時期で変わります)。

※装備・寸法・注記はトヨタ公式の主要諸元表・主要装備一覧表(2026年9月版)、ハリアーの最小回転半径はハリアーの主要諸元表(2026年8月版)による。受注・納期はくるまのニュース(2026年6月1日・9月14日)による。

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どんな人に合う?

RAV4らしい道具感が好きで、なるべく安く乗りたい人

Adventureが素直な選択です。450万円で燃費はシリーズ最良、運転支援や大きな画面も付いています。ヘッドアップディスプレイや前席のベンチレーションがなくても気にならないなら、いちばん満足しやすいグレードです。

家族を乗せることが多く、快適さを重視する人

Zのハイブリッドが候補です。後席のシートヒーター、前席のベンチレーション、電動の助手席が付きます。純正チェーンが使える18インチなので、雪道に出る可能性がある人にも選びやすいグレードです。

家で充電でき、ふだんの移動が短い人

Zのプラグインハイブリッドを検討する価値があります。補助金を使えばZのハイブリッドとの差は25万円で、通勤や買い物を電気で済ませるほど差は縮まります。ただし納期は長めです。

同じくらいの予算で、ほかのSUVとも迷っている人

四駆にこだわらないなら、街乗り寄りのハリアーは2WDのGが439万6,700円、四駆のE-Fourは461万6,700円です。ひとまわり小さくてもいいなら、カローラクロスやフォレスターも比べる候補になります。詳しくはハリアーの記事、カローラクロスの記事、フォレスターの記事を参考にしてください。

値段の順に並んでいても、正解の順ではない

RAV4の4つのグレードは、450万円から630万円まで値段の順にきれいに並んでいます。けれど、いちばん燃費が良いのは最安のAdventureで、PHEVの差は補助金と充電のしかたで大きく変わります。

決めるのは、家で充電できるかどうかと、座席まわりの快適さにいくら払うか。その2つの答えが出れば、自分に合うRAV4はひとつに絞れます。

情報源

  • トヨタ自動車「RAV4」主要諸元表・主要装備一覧表(2026年9月版) toyota.jp
  • トヨタ自動車「RAV4」グレード・価格 toyota.jp
  • Car Watch(トヨタ、新型「RAV4」発売、2025年12月17日) car.watch.impress.co.jp
  • Automotive World(Toyota launches RAV4 PHEV in Japan with 150km EV range) automotiveworld.com
  • くるまのニュース(新型RAV4 販売店の現状・納期、2026年9月14日) kuruma-news.jp
  • くるまのニュース(新型RAV4の受注状況・補助金、2026年6月1日) kuruma-news.jp
  • くるまのニュース(RAV4 Adventureの仕様・荷室、2026年4月23日) kuruma-news.jp
  • WEB CARTOP(CEV補助金の車種別の額、2026年6月) webcartop.jp
  • トヨタ自動車「ハリアー」主要諸元表(2026年8月版) toyota.jp
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