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雪国旅行のレンタカーは現地で借りると冬タイヤが標準装備 マイカーかで迷ったら「冬タイヤを持っているか」と「雪道の慣れ」で決める

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雪に覆われた山あいの町と道。雪国旅行のレンタカーは現地で借りると冬タイヤが標準装備
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「冬休みに雪国へ旅行したい。でも、自分の車で雪道を走るのは不安。かといって、レンタカーも慣れない車で大丈夫なのか」——雪の少ない地域に住む人ほど、ここで迷います。結論から言うと、判断の分かれ目は「冬タイヤを持っているか」と「雪道に慣れているか」の2つです。この記事では、雪国のレンタカーで冬タイヤがどう扱われているか、借りる場所で何が変わるか、マイカーで行く場合の前提、費用の考え方を整理します。

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先に結論:2つの質問で、だいたい決まる

雪道に慣れている 雪道に慣れていない
冬タイヤを持っている マイカーが有力。荷物や人数が多いほど便利 マイカーでも行けるが、雪の多い区間を避けた計画に。不安なら現地でレンタカー
冬タイヤを持っていない 旅行のためだけに買うかどうか。年に何回行くかで判断 現地まで電車や飛行機で行き、現地でレンタカーを借りるのが軸

雪の少ない地域の人にとって、マイカーで雪国へ行くには「冬タイヤを用意する」という大きな前提があります。一方、雪国のレンタカーの多くは、冬の間は冬タイヤが最初から付いています。

冬タイヤを持っていない人が、旅行1回のために用意するより、現地で借りるほうが手軽なことが多い——これが基本の考え方です。

雪国のレンタカーは、冬タイヤが「標準装備」

トヨタレンタカーやニッポンレンタカーなど大手のレンタカー会社では、雪の多い地域の店舗で冬の期間に借りると、冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)が標準で付き、その分の「シーズン料金」がかかる仕組みが一般的です。自分で指定する必要はありません。

たとえばトヨタレンタカーは、対象の店舗と期間を次のように公表しています(2026年4月〜2027年5月の案内)。

地域 冬タイヤが標準装備になる期間
北海道(旭川・札幌・函館・釧路・北見など) 11月1日〜5月5日(帯広は10月31日〜)
東北(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島) 12月1日〜3月31日
新潟・長野 12月1日〜3月31日
富山・石川・福井 12月15日〜3月20日
岐阜(高山駅前店) 12月1日〜3月31日
鳥取 12月1日〜3月15日

※トヨタレンタカー「対象トヨタレンタカー店・対象期間 一覧」より。対象期間は変更される場合があると案内されています。対象の店舗かどうかは、予約時に確認してください。

上乗せされる金額は、ニッポンレンタカーの例で、雪の多い地域が1日あたり330円、北海道が1日あたり660円(いずれも税込)です。北海道以外で四輪駆動(4WD)を指定する場合は、別に1日1,650円がかかります。北海道は、この4WDの指定料金がかからない扱いです。

※ニッポンレンタカー「降雪地域における『冬期シーズン料金』導入のお知らせ」(2024年3月28日発表、9月27日更新)より。金額は改定されることがあるため、予約時に確認してください。

冬タイヤ1セットを自分で買うことを考えると、1日数百円の上乗せは小さく見えます。

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「レンタカーなら、どこで借りても冬タイヤ?」

「自宅の近くでレンタカーを借りて、雪国まで運転していけばいい」

そう考える人もいますが、ここに落とし穴があります。冬タイヤが標準になるのは、あくまで雪の多い地域の対象店舗です。東京や大阪などの店舗で借りる場合、冬タイヤはオプション扱いになります。

ニッポンレンタカーでは、対象地域以外で冬タイヤを付ける場合、車のクラスによって1日あたり2,200〜4,400円がかかり、台数が限られるため必ず用意できるとは限らない、と案内しています。また、同社はタイヤチェーンの貸し出しを全国で行っていません。

レンタカーで雪国へ行くなら「雪国で借りる」が基本で、「雪国まで借りていく」とは条件がまったく違います。

自宅近くで借りて長い距離を運転する場合は、冬タイヤを確実に付けてもらえるかを予約の段階で確かめ、料金も含めて考える必要があります。

マイカーで行くなら、冬タイヤの用意が前提

マイカーで行く強みは、はっきりしています。

  • 運転に慣れた車:車の大きさ、ブレーキの効き方、運転支援の動き方が分かっています。
  • 荷物と人数:スキーやスノーボードの道具、子どもの荷物、チャイルドシートをそのまま積んでいけます。人数が多いほど、交通費の面でも有利になりやすくなります。
  • 時間の自由:駅や空港、レンタカー店の営業時間に縛られません。

一方で、雪の少ない地域に住んでいる人には、次のような負担がかかります。

  • 冬タイヤを用意する:タイヤ代のほかに、季節ごとの付け替えの工賃や、置き場所(店に預けるなら保管料)がかかります。
  • 長い距離を運転する:雪国までの往復そのものが、旅行の大きな部分を占めます。休憩の取り方は長距離ドライブは何時間おきに休憩する?の記事で整理しています。
  • 天気で予定が変わる:大雪の日は、通行止めや渋滞で、帰りの時間が読めなくなることがあります。

冬タイヤに替える時期の目安は冬タイヤへの交換はいつがいい?の記事で、雪山へ行く前に積んでおきたいものはスキー・雪山ドライブの準備の記事でまとめています。

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費用はどう考える? 冬タイヤ「を持つ」費用と「借りる」上乗せ

旅行全体の費用は、交通手段や人数、レンタカーの車種で大きく変わるので、一律には比べられません。ここでは、冬タイヤにかかわる部分だけを取り出して比べてみます。

次の表は、雪の少ない地域に住む人が、冬に2泊3日(レンタカーは3日間)の雪国旅行を年に2回する、という仮定に基づく計算例です。

方法 冬タイヤにかかわる費用(1年) 計算
新潟・長野などで借りる(4WD指定なし) 1,980円 330円×3日×2回
新潟・長野などで借りる(4WD指定あり) 11,880円 (330円+1,650円)×3日×2回
北海道で借りる 3,960円 660円×3日×2回
マイカー(冬タイヤを自分で持つ) 8,800〜22,000円+タイヤ代 付け替え工賃 4,400〜11,000円×年2回。店に預けるなら保管料も

※レンタカーはニッポンレンタカーの冬期シーズン料金と4WD指定料金、マイカーの工賃は松ニュースの冬タイヤはホイールごと買う?の記事で調べた、ホイール付きの冬タイヤを付け替える場合の店ごとの料金の幅です。レンタカーの基本料金、電車や飛行機の運賃、ガソリン代、高速料金は含んでいません。実際の金額は条件によって変わります。

マイカーの側は、タイヤを買ったあとも、毎年の付け替えの工賃だけで、レンタカーの上乗せ分と同じか、それ以上の金額になることがあります。そこにタイヤ代と、店に預けるなら年に1〜3万円ほどの保管料が加わります。

もちろん、レンタカーには基本料金がかかり、現地までの電車や飛行機の運賃もかかります。運賃は人数分かかるので、家族やグループで行く場合は、マイカーのガソリン代や高速料金のほうが安く済むこともあります。

冬タイヤの費用だけで見れば「借りる」が軽く、旅行全体の費用では人数が多いほど「マイカー」が有利になりやすい——比べるときは、この2つを分けて考えると整理しやすくなります。

お金より大事なのは「雪道の慣れ」

マイカーかレンタカーかに関係なく、雪道を走るなら、運転の仕方を雪道向けに切り替える必要があります。急ブレーキ、急ハンドル、急な加速を避け、減速はカーブの手前で終えておくのが基本です。詳しくは雪道の運転は「急」をなくす操作に切り替えるの記事で整理しています。

雪道に慣れていない人にとっては、「慣れた車で慣れない雪道を長く走る」のと、「慣れない車で、雪国の短い距離だけ走る」のと、どちらが負担が小さいかを考えてみるのも一つの方法です。現地でレンタカーを借りれば、雪道を走る距離そのものを、駅や空港から宿やスキー場までの区間に絞れます。

レンタカーを借りたら、出発前に、ライトやワイパー、デフロスター(ガラスの曇り取り)の操作、運転支援の切り替え方を店で確認しておくと、慣れない車でも落ち着いて走り出せます。

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あなたの場合はどう考える?

雪の少ない地域に住み、冬タイヤを持っていない。雪国へは年に1回くらい

冬タイヤを買って、毎年付け替えて保管する手間と費用を考えると、現地までは電車や飛行機で行き、現地でレンタカーを借りるのが現実的です。坂道や雪の多い場所へ行くなら、4WDを指定するかどうかも予約のときに考えておきましょう。

冬タイヤは持っているが、雪道はほとんど走ったことがない

マイカーで行くこともできますが、峠越えや、雪の多い日の運転は避けられる計画にしておきたいところです。高速道路の雪が多い区間を走る時間帯をずらす、天気が荒れる日は出発をやめる、といった判断ができる余裕を日程に持たせておきます。

家族やグループで、荷物が多い

人数が多いほど、マイカーの「交通費が人数で増えない」強みが大きくなります。冬タイヤを持っていて運転に慣れた人がいるなら、マイカーが有力です。運転を一人に任せきりにせず、交代できる人がいるかも確かめておきましょう。

北海道など、遠い雪国へ行く

マイカーで行くには距離が長く、フェリーなどを使う必要もあるため、飛行機と現地のレンタカーを組み合わせるのが現実的です。北海道は冬タイヤが標準になる期間が長く、トヨタレンタカーの多くの店舗では11月から翌年5月の連休明けまで続きます。雪道に慣れていないなら、受け取りから宿までの距離を短くし、暗くなる前に着く計画にしておくと安心です。

「どの車で行くか」より「どこから雪道を走るか」

マイカーかレンタカーかを決めるとき、本当に考えたいのは「雪道をどこから、どれくらい走るか」です。冬タイヤを持っていて雪道に慣れていれば、家からマイカーで。どちらかが欠けるなら、雪道の区間を短くできる「現地で借りる」を軸に考える。それだけで、冬の旅行の不安はかなり小さくなります。

情報源

  • トヨタレンタカー「対象トヨタレンタカー店・対象期間 一覧」(スタッドレスタイヤ) rent.toyota.co.jp
  • ニッポンレンタカー「降雪地域における『冬期シーズン料金』導入のお知らせ」(2024年3月28日、9月27日更新) nipponrentacar.co.jp
  • ニッポンレンタカー「スタッドレスタイヤ」 nipponrentacar.co.jp
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