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新型パジェロ、10月1日から予約開始|価格発表前に知っておきたい「決まったこと」と先代からの変化

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新型パジェロ 10月1日から予約開始 決まったこと・まだ決まっていないこと
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三菱自動車の新型「パジェロ」の予約受付が、2026年10月1日から始まります。国内向けの生産が2019年8月に終わってから、約7年ぶりの復活です。ただ、予約が始まる時点では、日本での価格もグレードの中身もまだ正式には発表されていません。9月2日の世界初公開で分かったこと、これから決まること、そして先代から何が変わったのかを、公式発表と報道をもとに整理します。

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10月1日の時点で「決まっていること」と「まだのこと」

まず、予約開始の時点で何が分かっていて、何が分かっていないのかを分けておきます。

項目 状況 中身
車の骨格・エンジン・サイズ 発表済み 専用のラダーフレーム、2.4Lクリーンディーゼル+8速AT、全長4,920mm×全幅1,925mm、7人乗り(3列シート)など
主な装備 発表済み 4WD方式、7つのドライブモード、14.3インチの大型ディスプレイ、予防安全・運転支援機能など(一部は仕様によって異なる)
予約の開始 決定 2026年10月1日から
日本での価格 未発表 10月29日の正式発表で明らかになる予定と報じられている
日本仕様のグレード構成・グレードごとの装備 未発表 同上
発売日 予定 2026年12月17日の予定と報じられている

※車の中身は三菱自動車のニュースリリース(2026年9月2日)の内容です。この時点で公開されたのはプロトタイプで、日本仕様の最終的な諸元・装備は正式発表で確認が必要です。日程は、三菱自動車がメディア向けに明らかにした予定として複数の媒体が報じた内容と、販売店の告知が一致したものを載せています。

インターネット上には「日本での価格は◯◯万円から」といった数字も出回っていますが、2026年9月30日時点で三菱自動車から日本の価格は発表されていません。この記事では予想価格は扱わず、公式に出ている情報だけで話を進めます。

10月1日に分かっているのは「どんな車か」まで。「いくらか」が分かるのは10月29日です。

9月2日から12月17日まで、3か月半の流れ

世界初公開から日本での発売までは、次のような順番で進む予定です。

日付(2026年) できごと
9月2日 世界初公開。車の骨格・エンジン・装備の概要を発表
10月1日 日本で予約受付を開始
10月中旬 生産国のタイで発売(報道による)
10月29日 日本で正式発表(価格・グレードが明らかになる予定)
12月 オーストラリアの販売店に並び始める予定(現地発表による)
12月17日 日本で発売予定

生産はタイで行われ、2026年度はタイ、日本、オーストラリアから販売を始め、2027年度以降に東南アジア、中南米、中東などを含む世界約100か国へ広げていく計画です。三菱自動車は、2026年度中のグローバルでの生産・販売を1万台と計画していると報じられています。

つまり10月1日から29日までのおよそ4週間は、「価格が出る前に予約できる期間」ということになります。価格が出る前の予約の扱い(申込金の有無や、条件が合わなかったときにどうなるか)は販売店によって違う可能性があるので、予約を考えている人は申し込む前にその点を確認しておくと安心です。

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先代(4代目)から何が変わったのか

パジェロという名前は同じでも、中身はほぼ別の車です。2019年まで国内で売られていた4代目のロングボディ(3.2Lディーゼル)と並べてみます。

項目 4代目 ロング(3.2Lディーゼル) 新型(5代目・プロトタイプ) 差
車の骨格 ラダーフレームをモノコックボディに組み込んだ一体構造 専用のラダーフレーム(トライトンの新世代フレームがベース) 考え方を変更
エンジン 3.2L ディーゼルターボ 2.4L クリーンディーゼル(シングルVGターボ) 排気量は0.8L小さく
最高出力 190PS 204PS(150kW) +14PS
最大トルク 441N・m 480N・m(一部仕様は470N・m) +39N・m(約9%)
変速機 5速AT 8速AT(新開発) 3段増
全長 4,900mm 4,920mm +20mm
全幅 1,875mm 1,925mm +50mm
ホイールベース 2,780mm 2,870mm +90mm
最小回転半径 5.7m 5.8m +0.1m
乗車定員 7人 7人 同じ

※4代目は2010年以降のロング・3.2Lディーゼル車の諸元(年式によって一部異なる)。新型は2026年9月2日公開のプロトタイプの値で、日本仕様の最終的な数値は正式発表で確認が必要です。差は編集部の計算です。

数字の中でいちばん目を引くのは、排気量が小さくなったのに、出力もトルクも上がっていることです。変速機も5速から8速へ一気に増えました。ギアの段数が多いほど、エンジンの力が出やすい回転数を保ちやすくなります。

ただ、表の中でいちばん大きな変化は、数字では表せない「骨格」の行です。3代目と4代目のパジェロは、はしご状の頑丈なフレーム(ラダーフレーム)をボディと溶接で一体にした、独特の構造でした。当時は、高速走行での安定と悪路の走りを両立するにはこのほうがいい、という判断だったとされています。新型は、ピックアップトラック「トライトン」の新世代フレームをもとに、補強を加えた専用のラダーフレームを採用しました。

新型パジェロは、先代を磨き直した車ではなく、骨格から組み直した車です。

ラダーフレームは、悪路で車体がねじられたときの強さや、ぶつけたときの修理のしやすさで評価されることが多い構造です。一方で、フレームのぶん重くなりやすく、乗り心地の作り込みが難しいとも言われます。三菱自動車は、新型の開発キーワードに「悪路快適性」を掲げています。前はダブルウィッシュボーン式、後ろは新開発の5リンク式のサスペンションを組み合わせ、悪路を走る力と、ふだんの乗り心地の両方を磨いたとしています。

走りと装備で押さえておきたいところ

三菱自動車の発表から、購入を考えるときに関わりそうな点を拾っておきます。

  • 4WDの切り替え:「スーパーセレクト4WD-II」を採用し、2H(後輪駆動)、4H、4HLc、4LLc(低速用のギア)の4つを、路面や状況に合わせて切り替えられます。低速用のギアを持つ本格的な4WDの仕組みです。
  • ドライブモード:NORMAL、ECO、GRAVEL(砂利)、SNOW、MUD(ぬかるみ)、SAND、ROCKの7つ。路面に合わせて、エンジンの出方やブレーキの制御などを切り替えます。
  • 車両の制御:四輪の駆動力やブレーキを統合して制御する「S-AWC」を搭載。左右の駆動力の配分を制御するAYCなども組み合わせます。
  • 室内:14.3インチのディスプレイを2枚並べたメーター・画面(一部仕様は12.3インチ)、3ゾーンのフルオートエアコン、前席と2列目のシートベンチレーション、150mm前後にスライドする2列目シート、ヤマハと共同開発した12スピーカーのオーディオなど。
  • 安全・運転支援:衝突被害軽減ブレーキ(歩行者・自転車・二輪車の検知、交差点での対応を含む)、踏み間違い衝突防止アシスト、高速道路の同一車線運転支援「MI-PILOT」、8個のエアバッグ、車の周りを映す3Dマルチアラウンドモニターなど。

「一部仕様は」と書いた項目は、グレードによって違う可能性があるものです。たとえば先に価格が発表されたオーストラリアでは、ベースの「GLS」が12.3インチ、上位の「EXCEED」と「GSR」が14.3インチの画面になっています。日本仕様のグレードごとの装備は、10月29日の発表で確認することになります。

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「売れなくなって消えたのに、なぜ今?」

パジェロを知っている世代ほど、こう感じるかもしれません。

初代パジェロが登場したのは1982年。三菱自動車はパジェロでパリ〜ダカール・ラリー(現ダカール・ラリー)に挑み続け、2007年には7連覇、通算12回目の総合優勝を達成しました。国内では2019年3月までに累計64万台以上が売れています。

それでも国内向けは2019年8月で生産を終えました。背景として、クロスカントリー車よりも、街乗りしやすいSUVに人気が移ったことが挙げられています。三菱自動車の中でも、アウトランダーなどのSUVが登場したことで、パジェロの販売は減っていったとされています。

では、なぜ今、しかも先代より大きく、フラッグシップ(最上位のモデル)として戻ってくるのか。公式発表や報道から読み取れる理由は、主に三つです。

  • 世界で売る車として作られている。新型は日本だけでなく、タイやオーストラリアを皮切りに約100か国での販売を計画しています。日本市場の大きさだけで決まった復活ではありません。
  • 土台になる車がすでにある。2024年2月に国内で発売されたトライトンのフレームとエンジンが、新型パジェロのベースになっています。
  • 「パジェロ」を一台で終わらせない構想がある。三菱自動車の岸浦恵介社長兼COOは、将来的にコンパクトSUVやスモールSUVを投入し、ハイブリッドやプラグインハイブリッドも含めて検討していく考えを示したと報じられています。

つまり、7年前に消えたのは「日本で売るパジェロ」で、今回戻ってくるのは「世界で売る三菱の看板」としてのパジェロです。同じ名前でも、背負っている役割が違います。

ちなみに、オーストラリアでは現地の正式発表の前から3,000件を超える事前登録が集まっていたと報じられています。国内でも販売店への問い合わせが増えているという報道があり、関心の高さはうかがえます。

価格を考える手がかりは「豪州の価格」と「トライトン」

日本での価格はまだ出ていませんが、判断の手がかりになる公式の数字が二つあります。

一つは、先に発表されたオーストラリアでの価格です。

グレード(豪州仕様) 乗車定員 価格(豪ドル・諸費用別)
GLS 5人 68,490
GLS 7人 69,990
EXCEED 7人 79,990
GSR 7人 84,990

※オーストラリアの自動車メディア各誌が報じた三菱自動車オーストラリアの発表価格(メーカー希望小売価格、登録費用などの諸費用は含まない)。全グレードに副変速機(ローレンジ)とリヤデフロックが付くとされています。

この表から読み取れるのは、金額そのものよりも「幅」です。いちばん安いGLS(5人乗り)と最上位のGSRの差は16,500豪ドルで、GSRはGLSより約24%高い設定になっています。上と下でこれくらいの開きがあるグレード構成だ、というのが一つの目安になります。

※84,990÷68,490=約1.24。為替、税、装備の違いがあるため、豪ドルの価格を円に換算しても日本の価格の予想にはなりません。

もう一つは、骨格とエンジンを分け合うトライトンの日本での価格です。2024年の発売時点で、GLSが498万800円、GSRが540万1,000円でした。新型パジェロは、トライトンのフレームに補強を加え、変速機を8速にし、3列シートや大型ディスプレイ、上質な内装を加えた車です。トライトンの価格は、新型パジェロを考えるときの「下の目安」として見ておくとイメージしやすいでしょう。

予想価格の数字を追いかけるより、10月29日に何を確認するかを決めておくほうが、実際の判断には役立ちます。たとえば「自分が欲しい装備(大型ディスプレイ、7人乗り、安全装備など)が、どのグレードから付くのか」です。

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あなたはどのタイプ? 予約の前に考えておきたいこと

先代パジェロに乗っている・乗っていた人

いちばん気になるのは、同じ感覚で乗れるかどうかでしょう。サイズは全長がほぼ同じで、全幅が50mm広くなり、ホイールベースは90mm伸びています。最小回転半径は5.7mから5.8mへとわずかに大きくなりました。いつもの駐車場や車庫で、幅の50mmが効いてくるかどうかを、一度測っておくと安心です。先代からの乗り換えなら、今の車をどう手放すかも早めに調べておきたいところです。下取りと買取の違いは車の下取りと買取、どっちが高く売れる?で整理しています。

ランドクルーザー250などと比べている人

比べられることが多いトヨタのランドクルーザー250は、全長4,925mm×全幅1,980mm×全高1,925mmで、2024年4月の発売時点の新車価格は520万〜735万円でした(その後の改定で変わっている場合があります)。新型パジェロは全長がほぼ同じで、全幅は55mm狭くなっています。ボディの大きさは同じクラスですが、日本での価格が出ていない以上、今の段階でどちらが割安とは言えません。10月29日の発表を待ってから、同じくらいの装備のグレード同士で比べるのが公平です。

マンションの機械式駐車場を使っている人

ここは特に注意したいポイントです。機械式駐車場は、全幅1,850mm前後までを制限とするところが多いとされます。新型パジェロの全幅は1,925mmで、この目安を75mm上回ります。全高も1,910mm(20インチタイヤ装着車)あるので、高さの制限にもかかりやすい車です。予約の前に、自分の駐車場の幅・高さ・重さの制限を確認しておきましょう。

まず実物を見てから決めたい人

急ぐ理由がなければ、10月29日の価格発表を待ってから考えるのも立派な選択です。販売店によっては10月中に展示会を予定しているところもあり、試乗車は発売に合わせて12月中旬から用意する予定と告知している販売店もあります。ただ、注目度の高い新型車では、予約が集中すると納車まで時間がかかることもあります。「早く乗りたい」のか「納得して選びたい」のか、自分がどちらを優先するのかを決めておくと、迷いが少なくなります。

名前は同じ。でも、中身は新しい車

新型パジェロは、懐かしい名前で帰ってきます。けれど、骨格もエンジンも変速機も、ほとんどが新しくなりました。売られる場所も、日本だけから世界約100か国へと広がっています。

だからこそ、「あのパジェロが帰ってくる」という気持ちだけで決めるより、「新しいパジェロは自分に合うか」で見るほうが、後悔の少ない選び方になります。

10月1日に始まるのは予約。答え合わせは10月29日です。自分の駐車場の寸法と、欲しい装備のリストを手元に置いて、その日を待ちましょう。

情報源

  • 三菱自動車「三菱自動車、新型クロスカントリーSUV『パジェロ』を世界初披露」(2026年9月2日) mitsubishi-motors.com
  • 日刊自動車新聞「三菱自動車、新型『パジェロ』世界初公開 7年ぶり国内復活 10月に予約開始」(Yahoo!ニュース) news.yahoo.co.jp
  • Car Watch「三菱自動車、新型『パジェロ』世界初公開」 car.watch.impress.co.jp
  • Car Watch「三菱自動車、10月1日予約スタートの新型『パジェロ』の特徴をチーフプロダクトスペシャリスト板垣邦俊氏が詳説」 car.watch.impress.co.jp
  • ベストカーWeb「新型パジェロ本日初披露、10月29日正式発表、12月17日発売!!」 bestcarweb.jp
  • グーネットマガジン「もうすぐ予約注文スタート!新型『パジェロ』知っておきたい最新情報7選」 goo-net.com
  • KURU KURA「ついに復活、新型『パジェロ』世界初公開!」 kurukura.jp
  • 埼北三菱自動車販売「新型パジェロ正式発表|価格・グレード・スペックを埼北三菱が解説」 saihokmitsubishi.com
  • 4X4 Australia「Mitsubishi confirms Australian pricing and specs for new Pajero」 4x4australia.com.au
  • carsales「Mitsubishi Pajero Australian price confirmed」 carsales.com.au
  • WEB CARTOP「新型パジェロでファンが賞賛する『ラダーフレーム』! 先代&先々代の『ビルトインラダーフレーム』と違う点とは」 carview.yahoo.co.jp
  • ドライバーWeb「なぜパジェロは3代目でモノコックボディに?」 driver-web.jp
  • Car Watch「三菱自動車、8月で国内向けパジェロ生産終了。37年の感謝を込めた限定車『パジェロ FINAL EDITION』」 car.watch.impress.co.jp
  • カーセンサー「三菱 パジェロ 3.2 ロング スーパーエクシード ディーゼルターボ 4WDの基本スペック」 carsensor.net
  • 三菱自動車「ダカール・ラリー|モータースポーツ」 mitsubishi-motors.com
  • Motor Fan「祝!三菱・パジェロのパリダカ7連覇&通算12勝記念モデル『パジェロ・ラリーレプリカ』」 motor-fan.jp
  • Car Watch「三菱自動車、新型『トライトン』説明会 価格は『GLS』が498万800円、『GSR』が540万1000円」 car.watch.impress.co.jp
  • トヨタ自動車「ランドクルーザー“250”よくあるご質問(車両寸法)」 toyota.jp
  • KINTO「ランドクルーザー250価格一覧表」 kinto-jp.com
  • 綿半ソリューションズ「機械式駐車場で入庫できるサイズと注意点」 stagew.jp
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