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マツダ3の6速MTはATと同じ305万8,000円で燃費も上 ディーゼルをやめた今の5グレードの選び方

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秋の山あいを曲がっていく道のイメージ。マツダ3の6速MTと5グレードの選び方を解説する記事のアイキャッチ
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マツダ3のファストバックで2.5Lの「25S」を選ぶと、6速MTと6速ATは同じ305万8,000円です。しかもカタログの燃費はMTが17.0km/L、ATが15.6km/Lで、MTのほうが上です。2026年7月の商品改良でディーゼルがなくなり、マツダ3の中心は2.5Lに移りました。5ドアのファストバックを軸に、どんな車で、今の5グレードから何を基準に選ぶかをまとめます。

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今のファストバックは5グレード

価格はマツダ公式サイトの税込のメーカー希望小売価格です。

グレード エンジン 前輪駆動 4WD
15C 1.5L(111PS) 236万5,000円(AT) -
15S 1.5L(111PS) 253万円(AT) -
25S 2.5L+モーター(179PS) 305万8,000円(AT・MT同額) 329万4,500円(AT)
25L 2.5L+モーター(179PS) 319万円(AT)
326万7,000円(MT)
342万6,500円(AT)
X Touring 2.0L e-SKYACTIV X(190PS) - 407万円(AT・MT同額)

※マツダ公式サイトのグレードの案内をもとに作成。出力はカービューのニュースとくるまのニュースによる。

4ドアのセダンは、2.0Lとモーターの20Sが275万円、2.5Lの25Lが319万円で、どちらも前輪駆動の6速ATです。

7月の改良で大きく変わった点は3つあります。1.8Lのディーゼルがなくなったこと、2.5Lのマイルドハイブリッドが加わったこと、法人向けだった15Cを誰でも買えるようになったことです。ファストバックの2.0Lガソリンも、e-SKYACTIV X以外はなくなりました。

どんな車か

マツダ3は、アクセラの後を継いで2019年5月に登場したCセグメントの車です。ファストバックの大きさは全長4,460mm、全幅1,795mm、全高1,440mmで、最小回転半径は5.3mです。使う燃料はレギュラーです。

この車を選ぶ人の理由は、まず形です。専門家の評価でもオーナーの声でも、デザインと内外装の質感をほめる言葉が目立ちます。実用性を少し譲ってでも、毎日見て気持ちのいい車に乗りたい人のための5ドアだと考えるとわかりやすいでしょう。

そのぶん、買う前に試しておきたい点もあります。

  • 斜め後ろの見え方。太いCピラーのせいで後方の視界は今ひとつ、という指摘が専門家とオーナーの両方から出ています。車庫入れの多い人は、実際の車で確かめてください。
  • 後ろの席。オーナーのレビューには「狭くはないが広くもない」という声があります。大人を毎日乗せるなら、座って確かめたいところです。
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25Sの6速MTは、ATと同じ値段で燃費も上

新しい2.5Lは、179PS・238Nmのエンジンに、6.5PS・60.5Nmのモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドです。25SのMTはATより20kg軽い1,400kgで、値段は同じです。

MTを選んでも、車両価格は1円も増えません。

同じクラスのMT車と比べると、この値段は目立ちます。ホンダのシビックは6速MTが448万8,000円のRSだけで、マツダ3の25Sとは143万円の差があります。性格の違う車なので値段だけでは比べられませんが、300万円台前半の5ドアでMTに乗りたい人には、貴重な選択肢です。

ただし、MTには条件が3つあります。

  • 25Sと25LのMTは前輪駆動だけ。2.5Lの4WDはATのみで、4WDのMTは407万円のX Touringになる
  • セダンにMTはない
  • 渋滞や発進の多い使い方なら、ATのほうが楽

25Lでは値段の関係が変わります。ATが319万円でMTが326万7,000円と、MTのほうが7万7,000円高くなります。ベストカーは25LのMTをレザーシートとBoseのサウンドシステム付きと紹介していますが、マツダ公式サイトの案内ではBoseはX Touringの装備として書かれていて、この差の理由は確かめきれませんでした。25LのMTを検討する人は、見積もりのときに装備の違いを確認してください。

排気量が大きいのに、1.5Lより燃費がいい?

カタログの数字を並べると、少し不思議な結果が出ます。

グレード WLTCモード燃費 1万kmの燃料代
15C・15S(1.5L・AT) 16.6km/L 約10万2,000円
25S(2.5L・AT) 15.6km/L 約10万9,000円
25S(2.5L・MT) 17.0km/L 約10万円

※レギュラー170円、WLTCモード燃費どおりに1万km走ったという仮定に基づく計算例です。実際の燃費は、走る場所や運転のしかた、MTでは変速のしかたによって変わります。1.5Lの燃費は販売サイトとcar repoの掲載値です。

2.5LのMTは、1.5LのATよりカタログの燃費がいい数字になっています。理由としてまず考えられるのは、比べている条件の違いです。1.5Lはモーターのない6速ATで、2.5Lのほうにはモーターが付きます。

もうひとつ見ておきたいのは、ATどうしの差です。1.5Lと2.5LのATで比べると、年1万kmで約6,600円の差です。2.5Lにしても燃料代は月に数百円しか増えません。

「大きいエンジンは燃料代が高い」と決めつけなくてよい車です。迷う理由になるのは燃料代ではなく、15Sと25Sの52万8,000円の差です。

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52万8,000円で何が変わるか

15Sから25Sに上げる差額には、次のものが含まれます。

  • 111PSから179PSへの出力の向上とモーター
  • 電動の10Wayパワーシート、ステアリングヒーター、シートヒーター
  • 降車時に後方の接近車を知らせる機能や、緊急時に車線を保つ機能などの安全装備(くるまのニュースとベストカーによる)

安全装備の中身は、今回の改良でも強化された部分です。交差点での事故回避を助ける機能が増え、クルーズコントロールは速度標識と連動するようになりました。これらは主に2.5L以上の話で、15Cと15Sでは同じ内容にならない点に注意してください。

25Sと25Lの差は13万2,000円(AT)です。公式サイトの案内では、25Lにはスムースレザーシート、360°ビューモニター、アダプティブLEDヘッドライトなどが標準で付きます。360°ビューモニターは後方の見え方を補う装備なので、車庫入れに不安がある人にはここが分かれ目になります。ベストカーは25Sにも標準と紹介していて、媒体によって書き方が違うため、見積もりで確かめてください。

ちなみに、ディーゼルがなくなったことで燃費の順位も変わりました。これまでカタログで最も数字が良かった1.8Lディーゼルは21.2km/Lでしたが、今のファストバックで最も高い数字は17.7km/Lです。長距離を多く走ってディーゼルを探していた人は、ほかの車種も含めて考える必要があります。CX-5も同じようにディーゼルなしの構成に移っています。

使い方で選ぶなら

MTに乗りたい

25Sの305万8,000円が基本です。ATと値段が同じなので、迷うのは「家族も運転するか」「渋滞をどれだけ走るか」だけになります。

形が好きで、なるべく安く

15Cの236万5,000円か、15Sの253万円です。16万5,000円の差で、10.25インチの画面、本革巻のハンドル、フルオートエアコンなどが加わるので、見積もりでは15Sと並べて見る価値があります。

車庫入れや夜道の安心もほしい

25Lの319万円です。セダンでも同じ値段で25Lを選べます。

雪の多い地域に住んでいる

25Sの4WDが329万4,500円です。前輪駆動より23万6,500円高く、ATのみになります。

これから出る6速MTの車では、スバルWRXの価格も比べる相手になりそうです。

マツダ3のMTは、値段の面で我慢を求めない選び方になりました。

ATと同じ金額を払って、左足を使うかどうか。そんな迷い方ができるのは、この車の25Sならではです。

参考にした情報

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