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アルファードの入り口は559万9,000円、ハイブリッドのGとガソリンのZが同額 燃料代は年6.6万円差、2列目はZが上

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夕暮れの道のイメージ。アルファードの559万9,000円の2グレード、ハイブリッドのGとガソリンのZの違いを解説する記事のアイキャッチ
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トヨタのアルファードで、いちばん安い価格は559万9,000円です。2026年6月の一部改良でハイブリッドの「X」がなくなり、同じ値段の車が2つ並ぶ形になりました。新しいハイブリッドの「G」と、ガソリンの「Z」です。燃費はGが約1.7倍よく、2列目の席はZのほうがずっと上等です。同じ金額で何が入れ替わるのかを、数字で整理します。

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同じ559万9,000円の2台を並べる

どちらも前輪駆動の場合です。ボディの大きさは全長4,995mm、全幅1,850mm、全高1,935mmで共通です。

項目 G(ハイブリッド) Z(ガソリン)
価格(税込) 559万9,000円 559万9,000円
WLTCモード燃費 18.9km/L(8人乗り)
18.8km/L(7人乗り)
10.9km/L
乗車定員 7人・8人(同じ価格) 7人
出力 システム250PS 170PS・232Nm
車両重量 2,140kg(8人乗り) 2,060kg
2列目(7人乗り) 手動のリラックスキャプテンシート 電動のエグゼクティブパワーシート
タイヤ 225/65R17 225/60R18

※カービューのカタログ、カービューの比較記事(2026年6月11日)、くるまのニュースをもとに作成。燃料はどちらもレギュラーです。

両側のパワースライドドア、Toyota Safety Sense、床下を透かして見せるパノラミックビューモニター、乗り心地を見直した周波数感応型ショックアブソーバーは、どちらにも付きます。

グレードは全部でこうなった

全体の中で見ると、Gと同じ値段のガソリンZが、いちばん下の段に並びます。

グレード 動力 前輪駆動 4WD
G ハイブリッド 559.9万円 581.9万円
Z ガソリン 559.9万円 579.7万円
Z ハイブリッド 640.0万円 662.0万円
Z PHEV - 764.9万円
Executive Lounge ハイブリッド 864.9万円 886.9万円
Executive Lounge PHEV - 1,070.0万円

※MOTAとカービューのカタログをもとに作成(税込)。Spacious Loungeは別の価格帯のため省きました。

以前の8人乗りのハイブリッドX(前輪駆動)は510万円でした。後を継ぐ位置のGは559万9,000円なので、ハイブリッドの入り口は49万9,000円上がったことになります。一方、Zのハイブリッドは当時の635万円から今の639万9,800円へ、約5万円の差です。上がり幅は、いちばん安いところに集中しました。

ただし、Gは単にXの値段を上げた車ではありません。画面はXの9.8インチから14インチになり、Xにはなかった7人乗りも選べます。装備の差を一つずつ金額に直した資料は見当たらないので、49万9,000円がすべて値上げとも、すべて装備の分とも言い切れません。

アルファードそのものの成り立ちや、なぜ高くても選ばれるのかは、アルファードとはどんな車かでまとめています。

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「ハイブリッドが同じ値段なら、ガソリンを選ぶ理由はない?」

燃費が約1.7倍違うので、そう思うのは自然です。まず、燃料代の差を計算してみます。

年間の走行距離 G(8人乗り) Z(ガソリン) 1年の差
5,000km 約4.5万円 約7.8万円 約3.3万円
10,000km 約9.0万円 約15.6万円 約6.6万円
15,000km 約13.5万円 約23.4万円 約9.9万円

※仮定に基づく計算例です。レギュラー1Lを170円とし、カタログのWLTCモード燃費どおりに走ると仮定しました。例:10,000km÷18.9km/L≒529L×170円≒9万円。10,000km÷10.9km/L≒917L×170円≒15万6,000円。実際の燃費は、走る場所や人数、エアコンの使い方で変わります。

年1万km走るなら、5年で約33万円の差です。車両の値段が同じなので、この差はそのまま家計に残ります。力の面でも、1PSあたりの車重はGが約8.6kg、ガソリンZが約12.1kgで、数字の上ではGに余裕があります。

それでもガソリンZが残る理由は、2列目にあります。Zの2列目はエグゼクティブパワーシートで、背もたれとオットマンが電動で動き、シートヒーターとベンチレーションが付きます。アームレストも大きく、ふた付きのカップホルダーを備えます。Gの7人乗りは手動のオットマンとロングスライドで、快適温熱機能はありますが、ベンチレーションはありません。

同じ559万9,000円で、Gは運転する人の財布に効き、Zは2列目に座る人の体に効きます。

では両方ほしければ、というとZのハイブリッドです。こちらはGより80万800円高くなります。同じ80万800円を、ガソリンZからハイブリッドに替える差と見て、燃料代で割ってみましょう。燃費18.0km/Lとの差は年1万kmで約6.1万円なので、取り戻すのに約13年かかります。この差額は燃料代で回収するお金ではなく、席と装備に払うお金だと考えたほうが素直です。

Gの8人乗りと7人乗りは、同じ値段で別の車に近い

Gは8人乗りも7人乗りも同じ価格です。8人乗りが選べるのは、アルファードの中でもGだけです。

  • 8人乗り:2列目は6:4分割のチップアップシート。座面を跳ね上げて、車内を広く使う形です。燃費は18.9km/L。
  • 7人乗り:2列目はリラックスキャプテンシート。手動のロングスライドとオットマン、快適温熱機能が付きます。燃費は18.8km/L。

子どもの送り迎えや親戚を乗せる機会が多いなら8人乗り、大人が2列目でゆったり座る時間が長いなら7人乗り、という見方ができます。同じ値段なので、人数より座る時間の長さで決めるとよいでしょう。

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Gを選ぶ前に確かめたいこと

  • バックドア:電動で開閉するパワーバックドアは標準ではありません。LEDのクリアランスランプ、シーケンシャルターンランプとのセットオプションです。
  • ホイール:標準は17インチ。18インチはメーカーオプションです。
  • シート:ファブリックと合成皮革の組み合わせです。
  • ボディの色:カービューの比較記事では、Gはニュートラルブラックとプラチナホワイトパールマイカの2色、Zはこの2色にZ専用のプレシャスレオブロンドを加えた3色です。

オプションを足すと、559万9,000円のままでは済まなくなります。見積もりはオプション込みで比べましょう。

雪の地域なら差額は2万2,000円

4WDで比べると、Gの581万9,000円に対してガソリンZは579万7,000円で、Gが2万2,000円高くなります。燃費はGが17.8km/L、ガソリンZが10.4km/Lです。同じ条件で計算すると、年1万kmの燃料代の差は約6.8万円で、4か月ほどで2万2,000円の差を上回ります。

※仮定に基づく計算例です。10,000km÷17.8km/L≒562L×170円≒9万5,500円。10,000km÷10.4km/L≒962L×170円≒16万3,500円。

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納期は2〜3か月、エルグランドより短い

トヨタが10月23日に更新した工場出荷の目処では、アルファードのガソリン車とハイブリッド車は2〜3か月程度、PHEVは3〜4か月程度でした。詳しくはトヨタの新車納期の記事にまとめています。実際の納車時期は販売店ごとに違うので、目安として見てください。

比べられることの多い新型エルグランドは、最安のXが689万円で、納期は4〜5か月と伝えられています(エルグランドの受注の記事)。GやガソリンZとの価格差は129万1,000円です。

4つのケースで考える

運転するのは自分、年に1万km以上走る

Gが第一候補です。燃料代の差は年約6.6万円で、走るほど広がります。

2列目に親を乗せる、または送迎が多い

ふだんの距離が短いなら、ガソリンZの席が活きます。年5,000kmなら差は約3.3万円です。必ず2列目に座って比べましょう。

8人乗りが必要

答えはGしかありません。パワーバックドアのセットオプションを付けるかどうかを、荷物の積み方から決めるとよいでしょう。

低燃費も2列目の席もほしい

Zのハイブリッドです。80万800円は燃料代では戻らないと割り切れるかどうかが、判断の分かれ目です。

カタログの最安値を見ているうちは、この2台の違いはエンジンの話に見えます。

実際に決めるのは、毎日ハンドルを握る人と、2列目に座る人のどちらを優先するかです。

参考にした情報

  • carview!「トヨタ改良型『アルファード』の最安モデルGとZの違いとは」(2026年6月11日) carview.yahoo.co.jp
  • carview! カタログ「アルファード(2026年6月モデル)グレード一覧」 carview.yahoo.co.jp
  • MOTA カタログ「アルファード」 autoc-one.jp
  • くるまのニュース(新型アルファードのGの解説、2026年10月31日) kuruma-news.jp
  • くるまのニュース(2026年6月の一部改良) kuruma-news.jp
  • くるまのニュース「トヨタが『“格安”アルファード』発売!」 kuruma-news.jp
  • Car Watch(2026年6月3日の一部改良の発表) car.watch.impress.co.jp
  • 乗りものニュース「高級ミニバン戦争に迎撃態勢? トヨタの2兄弟“改良型”が発売」 trafficnews.jp
  • ベストカーWeb(一部改良の解説、2026年7月9日) bestcarweb.jp
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